BRAMMO
アメリカ製電動バイク BRAMMO の試乗会があるというので興味津々話の種に出かけてみた、そこには未来があった。
 大型バイクを想像していたけど実物を目の前にしてみると250cc程のサイズであります、しかし重量は213㎏とと大型車並み、それもそのはず普通ならタンクやガソリンエンジンが収まっているスペースは殆どリチウムイオンのバッテリーで構成されているのです。
出力54psと普通二輪並ですが排気量という物が無いので軽二輪(250cc)の登録です。
 何ともシンプルなメーターです、メインスイッチをオンにしスタートボタンを押しても何も音はしません、これ本当にエンジンかかってるの?・・・・・あ、エンジンじゃないんだモーターだ(汗)、走れる状態に有るという事を表示するのはメーター右上部にある三連のLED、これが流れるように光る、ちょうどナイトライダーのナイト2000フロントの光とそっくりだと感じました。
先導車に続いて走り出そうとアクセルを開けた、コツン!という軽い衝撃があってスルスルと走り出す、「うわっ!何これ気持ち悪い」第一印象です。音も何もしない、クラッチ操作もギア変更の時だけ、後はアクセルの操作だけ、停止時でもクラッチレバーを握る必要は無い、その気持ち悪さは数十メートル走ってバイパスへと進入したときには綺麗サッパリ消えて「何これ!おもしれー!!」に変わっていました、正に「モーターサイクル」です。
エンジンの鼓動とか爆発を感じるとか無縁、軽い金属音がアクセルをワイドオープンするとキィーン!とかシュバァー!!ヒューン!!!とかの連続音となりまるでジェット戦闘機のような加速音がします、エンジンが回る怠さとか無縁、あまりにもスムーズ。 ユーチューブで見たプロモビデオ そのまんま!まるで未来からタイムスリップしてきた乗り物や映画の中に出てくる近未来バイクに乗っているような感覚を覚えました。
市街地1割、バイパス9割とストレス無く走れるコース設定と相まって、乗っていてこんなに楽しいと感じたバイクはそうそうありませんでした、潤沢に資金があって箱根の麓にでも住んでいるならば最高に楽しいバイクになると思います。
まあ問題点が無い訳じゃないですよね、データー上ではバッテリーの寿命が1500回充電のおおよそ160000㎞、性能保持の実情三分の一とみて100000㎞、バイク自体がバッテリーの塊だから寿命が来たら使い捨てになっちゃうんだろうと思います、これはもう寿命のある家電製品ですね。
 メインフレームに挟まれたその全てがバッテリー バッテリーの塊に乗っていると思えば間違いないです。
 ステップ付け根にある小さい物がモーター さすがに水冷になってます。 排気の必要がないからマフラーもありません 凄くスッキリしたリヤ周りです。
 こちらはギアチェンジの要らない完全なるオートマチックのビジネスモデル。
現在の所、日本での販売計画は未定とのことです、惜しむらくはその価格(現在のレート換算だと200万近くになるそうです)と日本国内の交通事情上で満充電での連続走行可能距離(日本の実情では100㎞程のようです)がネックになると思います。
テーマ:バイク - ジャンル:車・バイク
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