ドキドキ!プリキュア 第10話感想
今週はまこぴー回と見せかけて、その実六花回でありました。 毎回言ってますけど、話の展開や運び方が非常に上手いです、粗筋読んで心配していたんだけど、嫉妬のドロドロ感もなく尚かつ心や気持ち友情という存在を観ている側、特にお子様にも理解しやすいように処理していて驚きます。
開始早々、六花がマナの奥さんみたいだという台詞から大友を意識した制作に走ったんじゃないのか?と勘繰りましたけど観終わってみれば非常に上手い前振りだったのが判ります。
六花の母親も無意味に登場するわけでなく、補佐役、良き理解者、アドバイザー的なポジションで大人を登場させているのが判ります。
大事な友達、新しく輪に加わった仲間、昔からの友達だけど少し距離がある仲間、マナを中心に三者三様の想いがある、しかしその想いの根っこはみんな同じ、そしてそれに気付いて素直に友情を深める様も観ていて気持ちよかったです。
六花がジコチューにされちゃうんじゃないかと危惧したんですけど、まこぴーの応援団団長をそのポジションに持ってきたのも上手いやり方でした、アイドルという設定を最大限に利用して登場させたゲストキャラをきちんと利用できるって凄いです。
普通、こういうシチュエーションだと嫁の取り合いで焼きもちを嫉妬心まで拡大させてギスギスした展開から和解へと持っていきがちなんだけど、六花自身心のチクチクの正体が判らず戸惑う様にしておき、団長をジコチューにして暴走代弁させることで六花自身の心に気づかせることで六花が自分の想いを客観的に観られるようにしたのも制作側の計算なのでしょうね。 そして六花が自身の心に気付いた事によってまこぴーもありすも想いを素直に口にする下りが凄く爽やかでしたし、観ているお子様達にも伝わったんじゃないでしょうか。 ただ単に「友達と仲良くしなさい!」とか「喧嘩はいけない!」とか「仲間はずれはダメ!」とか口で言うだけじゃ伝わらない、もっと根っこの部分、仲良くなる切っ掛け、友達になりたい、もっと仲良くなりたいという素直な想い、自分だけ!じゃなくてみんなと!、そういうメッセージが感じ取れました。
プリキュアシリーズを観てきてそれぞれに感想、言いたいことありました、個人的には鳩プリさんで色々な面のハードルが高くなって、それを越えるのは非常に難しいだろうと思っていました、しかしドキプリさんは・・・。 違う攻め方で「新たなハードル」を構築したように思います、なにも先達が築いた道をなぞってハードルを越えようとすることは無いんだ、自分達の価値観で新たな道やハードルを構築すれば良いだけのこと、制作陣のそんな想いが感じられます。
今週の突っ込みどころ
いやもうこのアニメに大友目線で突っ込むのは無粋以外の何者でもないような気がしますが一応(汗)
まこぴーの巻き起こす非常識な行動が大切な軸になっていますが、んじゃ転校してくる前はどうだったのよ?学校に通うのは初めてみたいな事言ってたけど人間界で生活していて児童福祉法とかどうだったのよ?んじゃあれか?ダビィが全面的に面倒見ていたって事なのですか?諸々・・・突っ込んでもそんなこたーどーでもいいじゃんなってしまいそうです(^_^;)
テーマ:ドキドキ!プリキュア - ジャンル:アニメ・コミック
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